ペンギンの飼育と水族館での様子~掃除編~
皆様こんにちは!!
4月25日のヤマト君のお誕生日&世界ペンギンデーから「ペンギンアニバーサリー」と題しまして、お客様に参加して頂けるイベントを企画したのですが、参加いただいたお礼に渡すプレゼントが全然減らず、打ちひしがれているべーすけです…
今回は今お祝いイベント真っ最中のペンギンたちについてのお話です!
昨年、5月11日に当館にやってきたペンギンたち。あっという間に1年が経とうとしています。
はじめのうちは餌を食べる時も恐る恐る近づいて、餌をもらうとスタコラさっさと逃げてゆき、スタッフと一定の距離を保ってから食べるなど警戒されていましたが…
現在では、押し合いへし合い餌をもらいに来てはその場で餌を取り合い、「次をくれ」とねだるようになりました!
そんなペンギンたちですが、掃除の時はまた違った反応になります
今回は掃除中のペンギンたちについて詳しくご紹介していきます!
当館に来てすぐの頃はスタッフ入口の扉が開くと、反対方向へすかさず駆け出して逃げていたペンギンたち…。
現在ではこんな感じ!
ナエちゃんとフダイセーの仲良し兄妹はくっついたまま動こうとしません💦
近づけばこんな感じで首を左右に回しながら威嚇までしてきます。
初めの頃のあの逃げ腰はどこに行ったのやら💦
また、まったりマイペースなアサギはずっと寝ころんだまま。
近づいても起きるそぶりも見せません
唯一いつも起きているのがヤマト。
最近はよく窓の外をウロウロしながら眺めています。
スタッフが近づいてもあまり気にせずウロウロしています
こんな感じで、以前に比べてペンギンたちとの距離がグッと縮まってきたなと感じるこの頃。
しかし、距離が縮まったことで掃除は少し大変になりました(笑)
まず、写真の通り、ペンギンたちがなかなか動いてくれません💦
動いてもらおうとホース等で誘導しても威嚇してつついてくる始末…。
つつかれながらも何とか移動してもらいペンギンたちを後で掃除するエリアに移動させます。
ここからが掃除する上で大切なことですが、まずすぐに汚れを洗い流すのではなく、糞の色や形、吐き戻しがないかをよぉーく確認してから汚れを落とします!
マットにも糞などが付いているので、念入りにブラシでこすります!!!
汚れが残っていると足の裏などから細菌に感染して、炎症を起こしたりすることがあるため、出来る限り汚れを落とします!!
マットや床をこすったら水切りで汚れと水をきります。
これも、水に細菌が残っている可能性があるため、出来る限り綺麗にします!
この水切りも曲者で、当館のペンギン舎の排水溝はとぉーっても小さいんです!!
そのため、排水溝に水を流す時は足をイナバウアーの形にして、水が排水溝に流れやすいようにして水切りをしています
さらに、ここでもペンギンとの距離が縮まったことで大変なことがあります(笑)
それが、水切りをしたところにペンギンたちが移動してきて、また糞をしていくこと!!!
見計らったように水切りした床の上に糞を落としていくペンギンたち。そしてそれをぶーぶ―言いながら再度水切りするスタッフ。毎回このいたちごっこを数回繰り返して掃除をしています(笑)
そうやって掃除したビフォーと
アフターがこちら
こんな感じで、餌の前に1日2回~3回ほど掃除をしています!
意外と大変な掃除ですが、ペンギンの健康を確認するのに重要なのと、距離が縮まったとはいえ未だに一定の距離を保ってスタッフから逃げ惑うペンギンたちの面白可愛い姿が見れるので、掃除は結構好きなべーすけなのでした。
部屋の掃除は苦手なべーすけ