沖縄の海とサンゴ礁の水族館(境港・SANKO夢港タワー)2021のご報告
今年で7回目となります鳥取県境港市のSANKO夢みなとタワーでの移動水族館。
2021年は「沖縄の海とサンゴ礁の水族館」ということですさみ町立エビとカニの水族館平井厚志館長が監修の元開催いたしました。
会期7月17日(土)~8月22日(日)
その時の様子をご報告いたします。
サンゴ礁が広がる沖縄の海に暮らすカラフルな熱帯魚をはじめ、珍しいエビやカニ、サメやウミガメなど約100種500匹の生き物たちが大集合しました。
毎回人気の『サメの海プール』では、沖縄の浅瀬に生息する「ネムリブカ」をはじめとする中型のサメが泳ぎます。特設のデッキからは、足元を泳ぐサメを真上から観察できます。沖縄の海や自然のおもしろさ、生物の不思議さを見つけて楽しんでもらえました。
■テーマは沖縄(琉球諸島)
日本列島の南西約千㌔にわたり点在する大小多数の島々は「琉球諸島」と呼ばれ、世界でも有数の多種多様な生物が生息することで知られています。亜熱帯気候が育む動植物は、ここでしか見られない固有種も多く、世界的にも貴重です。
黒潮が育む青く澄んだ海には世界でも有数のサンゴ礁があり、色とりどりの魚や不思議な生物たちの貴重な生息地となっています。河口に生い茂るマングローブ林は、陸からの栄養分を海に運ぶだけでなく、生物たちの育成の場として生態系を支えています。砕けたサンゴが集まってできた真っ白な砂浜は、海鳥やウミガメの繁殖地としても重要な役割を担っています。
■沖縄の魚・イラブチャーなど
この夏の移動水族館は沖縄の海を丸ごと再現し、さまざまな生物を大小約基の水槽に展示します。サンゴ礁に暮らす魚たちや水中を漂うクラゲ、プールを泳ぎ回るサメ、アオウミガメなど見どころ満載です。まず、出迎えてくれるのは、沖縄のサンゴ礁に生息するカラフルな魚たちです。沖縄料理に欠かせない「イラブチャー」と呼ばれるブダイの仲間とチョウチョウウオ類、鮮やかなスズメダイ類がサンゴの隙間を泳ぎ回ります。生き物のゆりかごとも呼ばれるマングローブ林の干潟を再現した水槽では、「ミナミトビハゼ」や「シオマネキ」が泥の上を自由に動き回る様子を間近に観察できます。
シオマネキ
■新展示の幻想的空間
今回、壁面をガラスにして無限の広がりと幻想的な空間を作り出したミステリーナイトアクアリウム。赤や青、黄色に照らし出された水槽とと視界に入るクラゲには皆様驚かれていました。美術館のような空間で、のんびりとクラゲを眺めて癒やされた方が多かったのでは。
すさみ町立エビとカニの水族館では移動水族館、出張水族館を行っております。
ご興味のある方はこちらを御覧ください。