地元産のゴシキエビの展示は14年ぶり!

紀伊半島南部では珍しいゴシキエビ相次いで捕獲!

エビとカニの水族館ではこのほど紀伊半島南部で相次いで捕獲された珍しいイセエビの仲間ゴシキエビの展示をはじめました。

ゴシキエビは主に薩南諸島以南のサンゴ礁に生息する熱帯性のイセエビの仲間で、鮮やかな桃色の頭部や体にある美しい模様が特徴です。

紀伊半島南部では幼生期に南方から黒潮にのって流されてきたと考えられる体長3センチほどの稚エビがダイバーなどに確認されることはあります。

しかし成長したゴシキエビの捕獲は珍しく、相次いで同じ場所で複数個体が捕獲されることは非常に稀です!!

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展示中のゴシキエビは、2021年10月に白浜町市江崎沖でイセエビ刺網によって相次いで捕獲された個体で、ご厚意により当館に寄贈いただきました。当館における紀伊半島産のゴシキエビの搬入は2007年にすさみ町沖で捕獲され搬入した個体以来となり、実に14年ぶりの地元産ゴシキエビの展示となります。

体色が美しく貴重なゴシキエビをこの機会にぜひご覧ください。

寄贈
南谷吉昭氏
吉田眞次氏

ゴシキエビ データ
2021年10月5日  白浜町市江崎 体長16cm 体重160g
2021年10月11日 白浜町市江崎 体長17cm 体重170g